働き方 x AIニュース!20250724

働き方 x AIニュース!20250724

当コラムでは、これからの働き方の観点から、AIを活用したコンテンツ制作に取り組んでいます。AIと人の協働によって、新しい視点や価値を生み出すことを目指しています。

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おはようございます!最新のAI技術が私たちの働き方にこれからどんな影響を与えるのか?
今日の注目ニュースをピックアップしてみました!本日の働き方 x AIニュース!

GoogleのCEOが断言「AIが全事業に好影響をもたらしている」

Google(グーグル)のスンダー・ピチャイCEOが、2025年第2四半期の決算発表で「AIがビジネスのあらゆる部分に良い影響を与えている」と発表しました。AI Overviews(AI概要表示)やAI Mode(AIモード)といったAI機能が好調で、なんとAI Overviewsだけで月間20億人以上のユーザーが利用しています。同社は年間の設備投資計画を850億ドル(約12兆円)に引き上げ、これは前回予定より100億ドルの大幅増額です。

特に注目すべきは、AIが検索回数を増やしているという点です。ピチャイCEOは「AI機能により、ユーザーは検索がより多くのニーズに応えられることを学び、より多く検索するようになっている」と述べました。また、Geminiアプリの月間アクティブユーザーは4億5,000万人に達し、前四半期から50%以上増加しています。売上高も前年比14%増の964億ドルと好調でした。

このニュースは、AIがもう実験的な技術ではなく、実際にお金を稼ぐ「ビジネスの中心」になっていることを教えてくれます。まるで電気やインターネットが当たり前になったように、AIも私たちの仕事に欠かせないものになりつつあります。これからは、AIを使いこなせる人と使えない人で、大きな差が生まれる時代が来そうです。

参照:

As part of Alphabet’s Q2 2025 earnings, CEO Sundar Pichai says that ‘AI is posit…
www.theverge.com

新しいAI保険会社が登場!AIエージェントの「もしも」に備える時代

元Anthropic(アンソロピック、AI開発会社)の初期メンバーが立ち上げた新会社「AIUC(Artificial Intelligence Underwriting Company)」が、1,500万ドル(約21億円)を調達しました。この会社は、AIエージェント(人間の代わりに仕事をしてくれるAI)が失敗した時の「保険」を提供するという、今までになかったサービスを始めています。

AIエージェントとは、単に質問に答えるだけでなく、予約を取ったり、フォームに記入したり、プログラムを書いたりと、まるで秘書のように働いてくれるAIのことです。でも、AIも完璧ではないので、時には間違いを犯すことがあります。そんな時の損害を補償してくれるのが、この新しい保険です。

この動きは、AIが私たちの日常業務により深く関わってくることを示しています。車を運転するのに自動車保険が必要なように、AIを使って仕事をするのにもAI保険が必要な時代が来ているんです。これからはAIの使い方だけでなく、AIのリスク管理についても学ぶ必要がありそうですね。

AIUC will insure AI agents, helping enterprises deploy artificial intelligence s…
venturebeat.com

AIと人間のタッグが最強!セキュリティ業務を87倍高速化

「SecurityPal(セキュリティパル)」という会社が、AIとネパールの専門家240人を組み合わせて、企業のセキュリティ書類作成を最大87倍も速くするサービスを始めました。まずAIが下書きを作って、その後で人間の専門家がチェックして仕上げる「二人三脚方式」で、品質を保ちながら驚異的なスピードアップを実現しています。

これは、まるで料理で例えると、AIがまず材料を切って下ごしらえをして、プロの料理人が最後の味付けと盛り付けをするようなものです。AIの速さと人間の判断力を組み合わせることで、どちらか一方だけでは不可能な成果を生み出しています。

この事例が教えてくれるのは、「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIと一緒に働く」という新しい働き方です。AIが得意な作業はAIに任せて、人間は創造性や判断力が必要な部分に集中する。この役割分担をうまく使いこなせる人が、これからの職場で活躍できるでしょう。

The Kathmandu center of excellence gives SecurityPal a cost base low enough to k…
venturebeat.com

トランプ政権がAI規制を緩和!アメリカvs中国の技術競争が激化

トランプ政権が新しい「AI行動計画」を発表し、AI開発のスピードアップを最優先にすると発表しました。これまでの「安全第一」路線から、「成長第一」路線へと大きくハンドルを切った形です。背景には、中国との技術競争で遅れを取りたくないという強い意志があります。

これは、まるでF1レースで「安全運転」から「アクセル全開」に切り替えたようなものです。より速くAI技術が進歩する可能性がある一方で、予期せぬリスクも増える可能性があります。

この政策変更は、AI技術の進歩がさらに加速し、私たちの働き方により大きな変化をもたらす可能性を示しています。変化のスピードが速くなる分、新しいツールや技術について常に学び続ける姿勢がより重要になりそうです。

The Trump administration published its much-anticipated AI Action Plan Wednesday…
techcrunch.com

AIエージェントの時代が本格到来!情報提供から行動代行へ

AIエージェントが急速に進化しています。これまでのAIが「質問に答える図書館司書」だったとすれば、新しいAIエージェントは「何でもこなす優秀な秘書」のような存在です。予約を取ったり、フォームに記入したり、プログラミングの共同作業をしたりと、人間の代わりに実際の作業を行ってくれます。

OpenAI(オープンAI)やAnthropic(アンソロピック)などの大手企業が続々と「エージェント機能」を搭載した新製品をリリースしており、AIエージェントが普及する日は近そうです。でも、その一方で新しいリスクも生まれています。AIが勝手に重要な決定をしてしまったり、サイバー攻撃に悪用されたり、AI同士の価格交渉で弱いAIが不利になったりする可能性もあるからです。

これからは、AIエージェントを上手に使いこなすスキルと、AIの判断を適切にチェックできる能力の両方が求められます。AIに任せる部分と人間が判断する部分を適切に分けられる人が、新しい時代のリーダーになるでしょう。

The UK wants to use AI to estimate the ages of child asylum seekers
www.technologyreview.com

テスラのロボタクシー、アメリカ全土に拡大予定!

イーロン・マスク氏率いるテスラが、無人で動くロボタクシー(自動運転タクシー)のサービスを大幅に拡大すると発表しました。フロリダ、ネバダ、アリゾナ、カリフォルニアなど、アメリカの主要な州での展開を目指しています。マスク氏は、2025年末までにアメリカ人の半数がロボタクシーを利用できるようになると豪語しています。

でも、現実はそう簡単ではありません。まだ安全監視員の同乗が必要だったり、軽微な交通違反が発生したりと、技術的な課題も残っています。また、州によっては事業許可が下りていない問題もあります。

この事例は、革新的な技術を社会に導入する際の難しさを教えてくれます。技術的な完成度だけでなく、法律や規制、社会の受け入れ態勢など、様々な要素をクリアする必要があります。私たちビジネスパーソンも、新しい技術やサービスを導入する際は、多角的な視点で課題を検討する力が重要になりますね。

参照:

Elon Musk said that half the US population may have access to Tesla’s robotaxis …
www.theverge.com

GoogleがAI動画機能を大幅強化!YouTube ShortsとGoogle Photosで革命

Googleが、YouTube Shorts(ユーチューブ・ショーツ)とGoogle Photos(グーグル・フォト)にAI動画生成機能を本格導入しました。YouTube Shortsでは、写真からAI動画を生成したり、テキストプロンプトから新しい動画要素を作成したりできる機能が追加されました。また、すべてのAIツールを集約した「AI Playground(AIプレイグラウンド)」ハブも新設されます。

Google Photosでは、「Subtle movements(微細な動き)」と「I’m feeling lucky(おまかせ)」の2つのオプションで写真を短い動画に変換できます。数週間後には「Remix(リミックス)」機能も追加され、写真を様々なスタイルに変換できるようになります。これらの機能は現在、旧モデルのVeo 2をベースにしていますが、この夏後半により高性能なVeo 3へのアップグレードが予定されています。

YouTube機能はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで先行開始され、Google Photos機能はアメリカのみで展開されています。すべてのAI生成コンテンツには、本物と区別するためのSynthID電子透かしが付けられます。

これは、まるで「魔法の筆」を手に入れたようなものです。アイデアさえあれば、技術的な知識がなくても高品質な動画コンテンツを作れるようになります。

この変化は、マーケティングや広報、教育、社内コミュニケーションなど、あらゆるビジネス分野で動画活用が爆発的に増える可能性を示しています。これからは「動画が作れる人」ではなく、「面白いアイデアを動画で表現できる人」が重宝される時代になりそうです。

Google is making video AI models harder to ignore.
arstechnica.com

AI考古学者登場!古代ラテン語の謎を解く「Aeneas」

Google DeepMind(グーグル・ディープマインド)が、古代ラテン語の石碑を解読するAI「Aeneas(アエネアス)」を発表しました。このAIは、風化して読めなくなった古代の文字を復元し、いつ、どこで作られたものかを推測してくれます。また、約15万件の碑文データベースから類似の碑文を見つけ出し、研究者により深い分析の出発点を提供します。まるで、AIが考古学者になったようなものです。

実際に23人の歴史研究者による検証では、Aeneasは90%の碑文で新しい研究アイデアの発想を促し、年代と場所の特定精度を向上させることが確認されました。現在、このツールは無料で一般公開されており、学校の歴史教育にも活用され始めています。

このニュースの素晴らしいところは、AIが人間の研究者を完全に置き換えるのではなく、研究のお手伝いをしてくれることです。膨大な資料の中から関連情報を見つけ出す作業はAIに任せて、研究者は発見の意味を考えたり、新しい仮説を立てたりという創造的な作業に集中できるようになります。

これは、どんな仕事でも応用できる考え方です。AIに任せられる作業はAIに任せて、人間は人間にしかできない創造的で価値の高い仕事に集中する。この使い分けができる人が、これからの時代を生き抜く鍵となりそうです。

Aeneas aims to “connect the past” by providing researchers with historical paral…
www.technologyreview.com

今日のまとめ

今日紹介したニュースから見えてくるのは、AIがますます身近になり、私たちの働き方を大きく変えていく可能性です。AIは単なる道具ではなく、私たちのパートナーとなって、新しい価値を生み出す手助けをしてくれます。

これからの時代、大切なのは…

  • AIを恐れずに活用する勇気
    GoogleのCEOが証明したように、AIを積極的に活用する企業や個人が成果を上げています。新しいツールを試してみる好奇心と行動力が重要です。
  • AIと人間の役割分担を理解する力
    SecurityPalの事例のように、AIの速さと人間の判断力を組み合わせることで、どちらか一方だけでは不可能な成果を生み出せます。AIに任せる部分と人間が担う部分を適切に見極める能力が求められます。
  • 変化に対応し続ける学習姿勢
    技術の進歩が加速する中で、常に新しい知識やスキルを学び続ける姿勢が不可欠です。AIの使い方だけでなく、AIのリスク管理についても理解を深めていく必要があります。

最新技術の波に乗って、自分らしい働き方を見つけていきましょう!