おはようございます!今日も最新のAI技術が私たちの働き方をどう変えていくのか、わかりやすくお届けします。企業のAI導入事例から、セキュリティの新しい課題、そしてキャリアアップのヒントまで、盛りだくさんの内容です!
JPモルガン、従業員の50%以上がAIツールを自発的に活用!その秘訣とは
VentureBeatの報道によると、大手金融機関JPモルガンがAIツールの導入で驚くべき成果を上げています。2年半前にLLM(大規模言語モデル)スイートを導入したところ、なんと従業員の50%以上が自発的に使うようになったのです!当初は社内でも懐疑的な声があったそうですが、数ヶ月で25万人が利用を開始し、現在では営業、財務、IT、業務など全部門で60%以上の従業員が日常的に活用しているそうです。
この成功の秘訣は、トップダウンの指示ではなく、まず少数の積極的なユーザー(アーリーアダプター)が実際に使って具体的な成果を見せたことでした。「こんな風に使えば便利だよ」という情報が従業員間で自然に広がり、AIへの熱意が伝播していったのです。JPモルガンはAIモデル自体がコモディティ化(誰でも使える一般的なものになること)すると見越して、AIを中核インフラとして位置づけ、企業内の様々なシステムやデータに接続できる「接続性優先」のアーキテクチャを構築しました。
このニュースから見えてくるのは、AIツールを積極的に試して自分の業務にどう活用できるかを探求する姿勢の大切さです。指示を待つのではなく、主体的にAIを使いこなし、その効果を周囲に伝えることが、個人の生産性向上だけでなく組織全体のイノベーションを加速させるのですね!
出典:VentureBeat(2025年12月18日)
https://venturebeat.com/orchestration/jp-morgans-ai-adoption-hit-50-of-employees-the-secret-a-connectivity-first
Amazon、AGI部門の新リーダーにAWS幹部を抜擢!転換点を迎えるAI開発
The Vergeの報道によると、Amazonが汎用人工知能(AGI)開発の「転換点」を迎える中、大きな人事異動を発表しました。AGI部門を率いてきたRohit Prasad氏が来年退社することになり、後任にはAmazon Web Services(AWS)のシニアバイスプレジデントであるPeter DeSantis氏が就任します。DeSantis氏は、最先端AIモデル、チップ開発、量子コンピューティングに特化した新部門を統括することになります。
Prasad氏は2013年からAmazonに在籍し、音声アシスタントAlexaの進化やAmazon Nova AIモデルの立ち上げに大きく貢献してきた人物です。彼の退社と新リーダーの就任は、AI分野が急速に進化している証拠でもありますね。
この人事異動から学べるのは、AI技術の世界では常に変化が起きており、専門性を深めつつも新しい技術トレンドにアンテナを張り続ける重要性です。また、企業が大きな転換期を迎える際には組織構造や人材配置が見直されることもあるため、変化に適応し新たな役割を受け入れる柔軟性が、キャリアアップには欠かせません!
出典:The Verge(2025年12月18日)
https://www.theverge.com/news/846721/amazon-new-agi-leader-peter-desantis-rohit-prasad
AIが現場へ!エッジコンピューティングとセキュリティの新たな課題
VentureBeatの報道によると、AIの利用が中小企業にも広がり、処理の場所が中央のデータセンターから小売店や医療機関などの現場(エッジ)へと移行しています。これを「エッジAI」と呼びます。エッジAIのメリットは、リアルタイムな意思決定、システムの回復力向上、プライバシー保護、そして迅速な展開が可能になることです。
しかし、この便利なエッジAIの普及に、ネットワークセキュリティ対策が追いついていないという課題があります。現場に設置される多様なデバイスが増えることで、サイバー攻撃の入り口(攻撃対象領域)が広がり、新たなリスクが生じているのです。記事では、エッジ環境におけるセキュリティ強化のため、「ゼロトラストモデル」の導入や、接続性とセキュリティを最初から融合させたネットワーク構築の重要性が強調されています。
このニュースは、AI技術の進化によって業務のリアルタイム性や効率が向上する一方で、情報セキュリティの重要性も増していることを教えてくれます。IT部門だけでなく、現場の従業員もセキュリティ意識を高め、基本的な対策を理解しておくことが、これからの働き方では必須になりそうですね!
出典:VentureBeat(2025年12月17日)
https://venturebeat.com/ai/ai-is-moving-to-the-edge-and-network-security-needs-to-catch-up
P&G、AIファクトリーで開発期間を6ヶ月短縮!データから洞察を引き出す戦略
MIT Sloan Management Reviewの報道によると、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)は1世紀以上にわたるデータ分析の伝統を基盤に、現在、分析AI、生成AI、エージェントAIを戦略的に活用しています。同社は「AIファクトリー」という仕組みを構築し、AIモデルの開発と展開を加速させることで、開発期間を約6ヶ月も短縮しました!
このファクトリーを通じて、おむつのサイズ推奨アプリやサプライチェーンの最適化など、具体的なビジネス課題を解決しています。また、従業員向けの生成AIツール(chatPG、imagePG、askPG)や、製品コンセプト生成、カスタマーサービス支援、ビジネスデータ分析(insightsPG)など、多岐にわたる分野でAIを導入。研究開発分野では香水開発を5倍高速化し、AIを「サイバネティックなチームメイト」として活用することで、個人の生産性向上と部門間の連携強化を実現しています。
このニュースから学べるのは、AIツールを積極的に活用することで生産性を大幅に向上させ、より複雑な課題解決に時間を割けるようになるということです。P&Gは全従業員のAIスキルアップにも注力しており、継続的な学習文化を醸成しています。AI時代においては、データリテラシーとAIの倫理的側面への理解が、キャリアアップにおいて重要な要素になるでしょう!
出典:MIT Sloan Management Review(2025年12月17日)
https://sloanreview.mit.edu/article/how-procter-gamble-uses-ai-to-unlock-new-insights-from-data/
イノベーションを加速させるリーダーシップとメンターシップの秘訣
IEEE Spectrumの報道によると、デジタル変革が進む現代において、エンジニアリングリーダーにはイノベーションを推進し、次世代の才能を育成する役割が求められています。筆者はWalmartとTwilioでの経験から、リーダーシップとメンターシップの相乗効果を強調しています。
リーダーシップは明確なビジョン設定とチームへの権限委譲を通じてイノベーションを促進し、メンターシップはストレッチプロジェクト(現在のスキルを超える挑戦的なプロジェクト)やフィードバック、機会提供を通じて個人の成長を加速させます。また、自己主導的な探求の時間も重要であり、これら二つは相互に作用して、組織の持続的な成功と個人のキャリアアップの強力な原動力となるそうです。
このニュースから見えてくるのは、自分のキャリアにおいて、現在のスキルセットを超える「ストレッチプロジェクト」に積極的に挑戦することが、スキルアップとキャリア加速の鍵になるということです。また、上司や同僚との定期的な1on1を通じて、自分のキャリア目標や成長領域についてオープンに話し合い、フィードバックを求めることで、新たな視点や成長機会を発見できますね!
出典:IEEE Spectrum(2025年12月18日)
https://spectrum.ieee.org/advice-leading-mentoring-greater-innovation
次の転職面接で成功するための質問術
IEEE Spectrumの報道によると、面接の最後に候補者から面接官への質問は、企業への関心と自身の意欲を示す重要な機会です。単なる福利厚生の質問ではなく、企業の将来的な課題や、自分の働き方がチームやキャリアにどう貢献できるかといった、より深い洞察を示す質問が効果的だそうです。
面接官の経験から学び、自分の成長に繋がる質問をすることで、企業への貢献意欲と成長志向をアピールできます。また、記事では2026年にAIリテラシーとデータ分析、人間的課題解決能力を兼ね備えた人材の需要が高まるとも指摘されています。
この面接での質問の重要性は、日々の業務における主体性にも通じます。単に与えられたタスクをこなすだけでなく、常に「この仕事の目的は何か」「どのような課題を解決できるか」といった問いを持ち、自ら改善策を提案する姿勢は、個人の成長とキャリアアップに不可欠です。将来のキャリア形成においては、AIリテラシーやデータ分析能力といった技術的スキルに加え、人間的な問題解決能力を組み合わせることが重要になりますね!
出典:IEEE Spectrum(2025年12月18日)
https://spectrum.ieee.org/reverse-interview
Amazon SageMaker AI、AI開発アセットの追跡と管理を効率化
AWS Machine Learning Blogの報道によると、AI開発、特にカスタム基盤モデルの構築では、データセット、評価器、モデルなどの多様なアセットの管理と追跡が課題となっています。Amazon SageMaker AIは、これらの課題を解決する新機能を提供します。
データセットのバージョン管理、カスタム評価器の登録と再利用、そして開発ライフサイクル全体にわたる自動的な履歴(リネージ)追跡が可能です。これにより、どのデータセットや評価器、ハイパーパラメータが特定のモデルを生み出したかを明確に把握でき、手動での追跡作業を削減できます。また、MLflowとの統合により、実験の比較やモデルの性能評価も容易になります。
このニュースは、主にAI/ML開発者向けですが、一般のビジネスパーソンにとっても「透明性」「再現性」「効率性」の重要性を示唆しています。複雑なプロジェクトでは、どの情報源を使い、どのようなプロセスを経て最終成果物が生まれたかを明確に記録し、追跡できる仕組みが不可欠です。自分の業務においても、プロジェクトの進捗や成果物の履歴を体系的に管理することで、より効率的で信頼性の高い働き方を目指せるでしょう!
出典:AWS Machine Learning Blog(2025年12月18日)
https://aws.amazon.com/blogs/machine-learning/tracking-and-managing-assets-used-in-ai-development-with-amazon-sagemaker-ai/
米国とEU、テクノロジー規制を巡る対立が激化
Ars Technicaの報道によると、米国は欧州連合(EU)のテクノロジー規制や調査への報復として、EUの主要サービスプロバイダーの一部に制限を課すと警告しました。米国通商代表部(USTR)は、Spotify、Accenture、Amadeus、Mistral、Publicis、DHLを含む9社の欧州企業を名指しし、EUが米国のサービスプロバイダーに対して差別的で嫌がらせ的な訴訟、税金、罰金、指令を継続していると主張しています。
この動きは、米国とEU間のテック規制を巡る対立が激化していることを示しています。
このニュースは働き方との直接的な関連は低いですが、国際的なビジネス環境の変動性を示唆しています。グローバル企業に勤務する人は、国際的な政治・経済情勢、特に貿易政策や規制動向を常に把握しておく必要があります。突然の規制変更や国家間の対立が、企業の事業戦略やサプライチェーンに大きな影響を与える可能性があるため、特定の市場や規制環境に過度に依存しない柔軟な視点を持つことが重要です!
出典:Ars Technica(2025年12月18日)
https://arstechnica.com/tech-policy/2025/12/us-threatens-crackdown-on-eu-firms-as-clash-over-tech-regulations-intensifies/
今日のまとめ:AIと共に進化する働き方
今日紹介したニュースから見えてくるのは、AIがますます私たちの働き方に深く浸透し、個人の生産性と組織全体のイノベーションを加速させる可能性です。JPモルガンやP&Gの事例が示すように、AIは単なる道具ではなく、私たちのパートナーとして新しい価値を生み出す手助けをしてくれます。
これからの時代、大切なのは以下の3つです。
最新技術の波に乗って、自分らしい働き方を見つけていきましょう!

