働き方 x AIニュース!2026年2月21日

働き方 x AIニュース!2026年2月21日

おはようございます!今週も、AIと働き方にまつわる注目ニュースをお届けします。今日は、AIツールのセキュリティから各国のAI戦略まで、幅広いトピックが揃いました。それではさっそく見ていきましょう!

Microsoft Copilotが機密データを勝手に読み取っていた? AIセキュリティの盲点が明らかに

VentureBeatの報道によると、マイクロソフトの業務支援AI「Copilot(コパイロット)」が、本来アクセスできないはずの機密メールを読み取り、要約してしまう不具合が起きていたことがわかりました。しかも、これは過去8か月間で2度目の発生です。2026年1月から約4週間にわたって続いたこの問題は、企業が設定していた「このメールは見せない」というルール(機密ラベルやDLPポリシー)をAIがすり抜けてしまったというものです。

さらに深刻なのは、企業が導入しているセキュリティツールがこの問題をまったく検知できなかったという点です。従来のセキュリティは「人がデータにアクセスする」ことを想定して作られていますが、AIは内部処理の中でデータに触れるため、従来の監視の網をくぐり抜けてしまいます。これはCopilotだけの問題ではなく、社内データを活用するあらゆるAIツールに共通するリスクです。これからの時代、AIツールを導入する際は「設定したから安心」ではなく、実際にテスト用の機密ファイルを作って動作を検証するなど、自分の手で確かめる姿勢がとても大切になりそうですね!

出典:VentureBeat
https://venturebeat.com/security/microsoft-copilot-ignoring-sensitivity-labels-dlp-cant-stop-ai-trust-failures

会計のプロたちが立ち上げた「財務報告の自動化」スタートアップが約22億円を調達!

TechCrunchの報道によると、会計業務の自動化を目指すスタートアップ「InScope(インスコープ)」が、1450万ドル(約22億円)の資金調達に成功しました。この会社を立ち上げたのは、FlexportやMiroといった有名企業で実際に経理の仕事をしていた会計士たちです。自分たちが日々感じていた「財務諸表(会社のお金の流れをまとめた書類)づくりって、本当に大変!」という実体験をもとに、その作業をAIで自動化するプラットフォームを開発しています。

このニュースから見えてくるのは、「自分の仕事の大変さ」こそが、新しいビジネスの種になるということです。面倒だと思っていた作業を「どうにか楽にできないか?」と考える視点は、どんな職種の方にも役立ちます。また、定型的で複雑な作業がAIに任せられるようになると、人間にはデータの分析力や経営判断につなげる力など、より高度な思考力が求められるようになりそうです!

出典:TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/02/20/inscope-nabs-14-5m-to-solve-the-pain-of-financial-reporting/

アメリカと中国、実は目指しているAIの方向がまったく違う!

IEEE Spectrumが報じたところでは、米中のAI開発競争は「どちらが勝つか」という単純な話ではなく、そもそも両国が目指すゴールが異なるそうです。アメリカは、人間のように考えられる「汎用人工知能(AGI)」の実現や、サービス業でのAI活用に力を入れています。一方の中国は、経済の停滞を打破するために、製造業や農業、医療といった実際のモノづくりや生活に直結する分野でAIを活かす「AIプラス戦略」を推進しています。

面白いのは、競争しているように見える両国が、半導体の供給や研究面では深くつながっているという点です。この構図は、私たちの働き方にも大きなヒントを与えてくれます。最先端の技術を追いかけることも大事ですが、中国のように「今ある仕事のボトルネック(行き詰まっているところ)をAIで解消する」という視点は、すぐに成果が出やすいアプローチです。自分の業務の中で「ここが非効率だな」と感じる部分にAIを活用してみることが、実は一番の近道かもしれませんね!

出典:IEEE Spectrum
https://spectrum.ieee.org/us-china-ai

AI企業が政治の舞台で対立! 規制をめぐる攻防が激化

TechCrunchの報道によると、アメリカ・ニューヨーク州の連邦議会選挙で、AI政策をめぐる興味深い対立が起きています。焦点となっているのは、AI開発企業に安全対策の公開や重大な問題の報告を義務付ける「RAISE法」を提案しているアレックス・ボレス候補です。この候補を、Anthropic(アンソロピック)が資金提供する団体が支持する一方で、別のAI推進派の政治団体が攻撃するという構図になっています。

このニュースが示しているのは、AIの開発と規制のバランスが、もはや技術の世界だけの話ではなく、政治の大きなテーマになっているということです。私たちがAIを仕事で使う上でも、「便利だから使う」だけでなく、安全性やリスク管理について説明できる力が、組織や個人の信頼につながる時代が来ています。技術の進歩だけでなく、社会のルールの変化にもアンテナを張っておくことが大切ですね!

出典:TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/02/20/anthropic-funded-group-backs-candidate-attacked-by-rival-ai-super-pac/

「AIは魔法の杖じゃない」 2025年のAIブーム、期待と現実のギャップを振り返る

MIT Technology Reviewが公開した電子書籍によると、2025年はAI業界にとって「過剰な期待が現実と衝突した年」だったそうです。大手AI企業のリーダーたちが掲げた壮大な約束が次々と実現困難であることが明らかになり、AIに対する社会全体の期待値を見直す動きが広がりました。大規模言語モデル(LLM=チャットAIの中核となる技術)は確かにすごい技術ですが、すべての問題を解決できる万能ツールではないということが改めて認識されたのです。

このニュースは、AIを実務に取り入れるすべての方にとって大切なメッセージを含んでいます。流行に乗るだけでなく、「自分の仕事にとってAIは本当に有効な手段なのか?」を冷静に見極める力が必要です。また、特定のツールに頼りすぎず、変化に対応できる柔軟なスキルを持っておくことが、長い目で見たキャリア形成に役立ちます。ブームが落ち着いた今こそ、地に足をつけてAIの特性を学び、着実に成果を出していく姿勢が大切になりそうです!

出典:MIT Technology Review
https://www.technologyreview.com/2026/02/20/1133368/exclusive-ebook-the-great-al-hype-correction-of-2025/

Amazon SageMakerが大幅進化! AIの運用コストを抑える新機能が続々登場

AWSの公式ブログによると、Amazon SageMaker AI(アマゾン・セージメーカー・エーアイ)が2025年に大きなアップデートを行いました。一番の注目ポイントは、AIを動かすのに必要なGPU(画像処理装置=AIの計算を高速に行う専用チップ)の能力を事前に予約できる仕組みが、推論(AIが答えを出す処理)にも使えるようになったことです。これにより「使いたいときにリソースが足りない!」という問題が解消されます。

さらに、複数のAIモデルを同時に動かせる並列スケーリングや、必要な部品だけを読み込んで効率よく処理する技術なども追加されました。こうしたインフラ(基盤技術)の進化は、一見地味に見えますが、AIの運用コストを下げ、より多くの企業がAIを継続的に使える環境を整えるものです。AIを「試しに使ってみる」段階から「安定して業務に組み込む」段階へ進むために、運用の効率化という視点を持つことが、これからのビジネスパーソンには求められそうですね!

出典:AWS
https://aws.amazon.com/blogs/machine-learning/amazon-sagemaker-ai-in-2025-a-year-in-review-part-1-flexible-training-plans-and-improvements-to-price-performance-for-inference-workloads/

NVIDIAのGPU最適化技術でデータ処理がさらに高速に! ハードウェアの「物理的な仕組み」を知ることの大切さ

NVIDIAの開発者ブログによると、同社の最新GPU(Ampere、Hopper、Blackwellといった世代のチップ)を使ったデータ処理で、「NUMA(ヌーマ)ノードの局所化」という技術を組み合わせることで、処理速度を大幅に向上させながら消費電力も抑えられることが報告されました。NUMAとは、簡単に言うと「データの置き場所によってアクセスの速さが変わる」というコンピューターの仕組みで、データをなるべく近い場所に置くことで効率が上がります。

少し専門的な内容ですが、ここから学べるのは「道具の仕組みを理解して使うと、同じ道具でもずっと良い成果が出せる」ということです。AIツールも同じで、ただ使うだけでなく、その裏側の仕組みを少しでも理解しておくと、より賢い使い方ができるようになります。IT分野に限らず、自分が使うツールの特性を深く知ることが、他の人と差をつけるポイントになりそうです!

出典:NVIDIA
https://developer.nvidia.com/blog/accelerating-data-processing-with-nvidia-multi-instance-gpu-and-numa-node-localization/

GoogleがGemini 3.1 Proを発表! 推論性能が2倍以上に向上し、AIの頂点を奪還

VentureBeatの報道によると、グーグルが最新のAIモデル「Gemini 3.1 Pro(ジェミニ・スリーワン・プロ)」を発表しました。最大の特徴は「推論能力」、つまりAIが物事を論理的に考えて答えを出す力が、前のモデルと比べて2倍以上に向上したことです。科学研究やエンジニアリングなど、深い思考と多くの情報を組み合わせる必要がある分野を特に得意としています。

注目すべきは、テキストの説明だけでアニメーションを作成する機能や、複雑な3Dの合成、文脈を理解したプログラミングの支援など、クリエイティブな作業もこなせるようになった点です。しかも、開発者向けの利用料金は据え置き。つまり、同じお金でより高度な処理ができるようになったということです。AIが「チャットで答えるだけのツール」から「一緒に考えてくれるパートナー」へと進化していることを感じさせるニュースですね。自分の仕事にこうした推論AIをどう組み込めるかを考えてみると、新しい可能性が見えてくるかもしれません!

出典:VentureBeat
https://venturebeat.com/technology/google-launches-gemini-3-1-pro-retaking-ai-crown-with-2x-reasoning

今日のまとめ:AIと共に進化する働き方

今日のニュースを振り返ると、AIが「便利な道具」から「一緒に考え、働くパートナー」へと確実に進化していることが見えてきます。同時に、セキュリティの盲点や過度な期待といった課題も浮き彫りになっています。

これからの時代、大切なのは、

  • AIツールを「信頼しつつ検証する」姿勢を持つ
    Copilotの事例が示すように、設定を過信せず、自分の手で動作を確かめるリテラシーが重要です。
  • 自分の仕事の「困りごと」にAIを活かす視点を持つ
    InScopeのように、日々の業務の課題こそがイノベーションの出発点になります。
  • 流行に流されず、地に足のついたAI活用を実践する
    AIハイプの修正が教えてくれるように、冷静に技術の特性を学び、着実に成果を積み上げることが大切です。

週末もAIの最新動向にアンテナを張りながら、自分らしい働き方を見つけていきましょう!